ゲーム:『Air』感想
2006年5月17日 ゲーム
CD-ROM KEY 2001/07/19 ¥9,240
Air。
いわゆる「泣きゲー」としてオタク業界(ぶっちゃけるとエロゲー業界)に嵐を巻き起こした作品。
「泣ける」「超泣ける」「プレイ後1週間くらい廃人化した」「これで泣けない奴は人じゃない」など絶賛に次ぐ絶賛を浴び、エロゲー界の伝説となった。
男性向けに作製された物ではあるが、女性ファンも多い(他と比較して、の話だけど)。
……というわけで今回は(というかこれから何回かは)「Air」のレビューをしていくことになる。
いやまぁ、近所のビデオ屋で「Air」のアニメ劇場版を借りてきたんだけど。原作をプレイしたことが無かった(というか積んでた)から、一応観てみるのも良いかな、と思って。
で、そうしたら周囲から物凄い剣幕で止められたわけだ。
「せめて原作をやってから観れ」って。
せめてって何だよという感じなのだけど、まぁ、作品をより楽しめるのに越したことは無い。
二年以上もの間積みっぱなしだった箱を引っ張り出して、プレイしてみることにした。
目標は劇場版を返すまでの1週間以内に終わらせること。……きっついなぁ。
というのも、明日、5/18は僕が数年もの間待ち続けていたゲーム「.hack//G.U.」の発売日なわけで。明日は久々にゲームショップに行く予定。
その誘惑に負けず、「Air」をプレイし続けることが出来るのか、
そもそも、プレイする時間を作ることが出来るのか。
正直自信は無い。
さて。ともかく。
ヒロインは「霧島佳乃」「遠野美凪」「神尾観鈴」の3人。この手のゲームにしては、結構少ない方らしい(今までやったことのあるエロゲーが少なくしかも異色作ばかりなので、こういう恋愛メインのものをやったことが無くて分からない)。
オープニングムービーを見る限り、「神尾観鈴」がメインっぽいのでそれは後回し。まず、「霧島佳乃」から攻略してみることにした。
以下、大まかな印象。
グラフィック。
……正直、かなり癖がある。目が大きく、ちょっと古めの作風という印象を受けた。2000年製作だし、仕方無いのだけど、うーん、僕の趣味に合っているとは正直言いがたい。
まぁ、「ひぐらしのなく頃に」という洗礼を受けた後なので、慣れればあまり気にならないかな。
背景は凄く綺麗です。
音楽。
素晴らしいの一言。
まず、かの有名な「鳥の詩」。オープニングムービーと一緒に流れるのだけど、もうこれが凄く良い。作品の大きな特徴である「夏」を実に上手く表現している。
特に気に入っているのが、
子供たちは 夏の線路歩く 吹く風に 素足を晒して
この部分を聴いていると、情景が頭の中で鮮烈に展開される。
――所々に草の生えた線路を、数人の少年少女が談笑しながら歩いていく。
空には輝く太陽と、立ち上る入道雲。
生ぬるい風が穏やかに吹き寄せ、子どもたちの素足をすぅ、と撫ぜる。
……たまらんね。
他の曲も総じて非常に高レベルで、手放しで絶賛する以外に無い。
シナリオ。
ギャグというか、明るい部分の掛け合いは軽快。読んでいて飽きない。特に突っ込みの時の言葉選びにセンスを感じる。上手いね。
ただ、全体的に冗長かなぁ。ギャグパートはキャラクター同士の掛け合いが面白いのであまり気にならないけど、シリアスなパートになると話が中々進まず、くどさを感じる。かなりダルイ。
まだシナリオの途中なのだけど、このやり方で感動するか、と聞かれたらちょっと疑問かもしれない。
あとは、些細な事なのだけど、三点リーダ(「…」)を2つまとめて使っていないのが凄く気になる。まぁゲームでそういう文章のルールを守るべきか、というのは微妙ではあるけれど、出来ればきちんとして欲しかったなぁ。
概ね良い出来、と言っていい作品だと思う。とにかく音楽面が素晴らしいので、多少問題があってもそっちで強引にフォロー出来そうだし。
まだ佳乃シナリオすら終わっていないから、まだまだこれからだけどね。
佳乃シナリオと美凪シナリオが終わったら、その2つをまとめてまた書く予定。
3人のシナリオ以外にも何かあるらしいので、全何回になるかは分からないけれど、取り敢えず最後までは終わらせるつもり。
エロゲー史上に残る伝説の作品が、これから僕をどう楽しませてくれるのか。期待して、続きをプレイしたいと思う。
Air。
いわゆる「泣きゲー」としてオタク業界(ぶっちゃけるとエロゲー業界)に嵐を巻き起こした作品。
「泣ける」「超泣ける」「プレイ後1週間くらい廃人化した」「これで泣けない奴は人じゃない」など絶賛に次ぐ絶賛を浴び、エロゲー界の伝説となった。
男性向けに作製された物ではあるが、女性ファンも多い(他と比較して、の話だけど)。
……というわけで今回は(というかこれから何回かは)「Air」のレビューをしていくことになる。
いやまぁ、近所のビデオ屋で「Air」のアニメ劇場版を借りてきたんだけど。原作をプレイしたことが無かった(というか積んでた)から、一応観てみるのも良いかな、と思って。
で、そうしたら周囲から物凄い剣幕で止められたわけだ。
「せめて原作をやってから観れ」って。
せめてって何だよという感じなのだけど、まぁ、作品をより楽しめるのに越したことは無い。
二年以上もの間積みっぱなしだった箱を引っ張り出して、プレイしてみることにした。
目標は劇場版を返すまでの1週間以内に終わらせること。……きっついなぁ。
というのも、明日、5/18は僕が数年もの間待ち続けていたゲーム「.hack//G.U.」の発売日なわけで。明日は久々にゲームショップに行く予定。
その誘惑に負けず、「Air」をプレイし続けることが出来るのか、
そもそも、プレイする時間を作ることが出来るのか。
正直自信は無い。
さて。ともかく。
ヒロインは「霧島佳乃」「遠野美凪」「神尾観鈴」の3人。この手のゲームにしては、結構少ない方らしい(今までやったことのあるエロゲーが少なくしかも異色作ばかりなので、こういう恋愛メインのものをやったことが無くて分からない)。
オープニングムービーを見る限り、「神尾観鈴」がメインっぽいのでそれは後回し。まず、「霧島佳乃」から攻略してみることにした。
以下、大まかな印象。
グラフィック。
……正直、かなり癖がある。目が大きく、ちょっと古めの作風という印象を受けた。2000年製作だし、仕方無いのだけど、うーん、僕の趣味に合っているとは正直言いがたい。
まぁ、「ひぐらしのなく頃に」という洗礼を受けた後なので、慣れればあまり気にならないかな。
背景は凄く綺麗です。
音楽。
素晴らしいの一言。
まず、かの有名な「鳥の詩」。オープニングムービーと一緒に流れるのだけど、もうこれが凄く良い。作品の大きな特徴である「夏」を実に上手く表現している。
特に気に入っているのが、
子供たちは 夏の線路歩く 吹く風に 素足を晒して
この部分を聴いていると、情景が頭の中で鮮烈に展開される。
――所々に草の生えた線路を、数人の少年少女が談笑しながら歩いていく。
空には輝く太陽と、立ち上る入道雲。
生ぬるい風が穏やかに吹き寄せ、子どもたちの素足をすぅ、と撫ぜる。
……たまらんね。
他の曲も総じて非常に高レベルで、手放しで絶賛する以外に無い。
シナリオ。
ギャグというか、明るい部分の掛け合いは軽快。読んでいて飽きない。特に突っ込みの時の言葉選びにセンスを感じる。上手いね。
ただ、全体的に冗長かなぁ。ギャグパートはキャラクター同士の掛け合いが面白いのであまり気にならないけど、シリアスなパートになると話が中々進まず、くどさを感じる。かなりダルイ。
まだシナリオの途中なのだけど、このやり方で感動するか、と聞かれたらちょっと疑問かもしれない。
あとは、些細な事なのだけど、三点リーダ(「…」)を2つまとめて使っていないのが凄く気になる。まぁゲームでそういう文章のルールを守るべきか、というのは微妙ではあるけれど、出来ればきちんとして欲しかったなぁ。
概ね良い出来、と言っていい作品だと思う。とにかく音楽面が素晴らしいので、多少問題があってもそっちで強引にフォロー出来そうだし。
まだ佳乃シナリオすら終わっていないから、まだまだこれからだけどね。
佳乃シナリオと美凪シナリオが終わったら、その2つをまとめてまた書く予定。
3人のシナリオ以外にも何かあるらしいので、全何回になるかは分からないけれど、取り敢えず最後までは終わらせるつもり。
エロゲー史上に残る伝説の作品が、これから僕をどう楽しませてくれるのか。期待して、続きをプレイしたいと思う。
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